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突然のぎっくり腰 [健康]

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突然のぎっくり腰

暑い夏の休日の早朝、田舎からもたった米の中に米食い虫がわいていたのを見つける。
早速ベランダにでて新聞紙を敷いた上にコメを広げ虫の選別にかかる。

黒い虫に集中して腰をかがめたまま約1時間。やっと選別が終わった。しかし、曲がった腰はまっすぐにできず、うつ向いた姿勢になって中腰のまま洗面所に行って顔を洗った。
そしてタオルで顔を拭き背伸びをした瞬間「グキッ!!」 腰に激痛が走る。おかしい!こんな痛みは初めて、しばらく腰を休めようと思って上向きに寝る。

そうだ、こういう時は温めたほうがいいかもしれないと素人判断で腰を温めてしまった。これが良くなかった。ますます痛みは強くなり寝返りさえもできず、ついには咳をすることも、笑うことも腰に響いてくる。クシャミなどはもってのほか。

夜になると不安が襲ってくる。体の自由がきかない、このまま寝たきりになるのだろうか?
大きな手術が待っているかもしれない。いや手術で治ればありがたい。
自由のきかない体になった人生に向き合わなければならないのだろうか?

今まで考えたこともないような思いが襲ってくる。しかしよく考えてみるとぎっくり腰で人生に支障をきたしたという話はあまり聞かない。大手術をしたという話もたまに聞くくらいだ。

 妻に腰痛に関する本を買ってきてもらう。
その内容を食い入るように読んでいくとなんと80パーセントは手術なしに自然に治ると書いているではないか。自分が味わっている痛みを考えれば、書いていることは本当だろうか、信じられない。

しかしその言葉に頼るしかない。とにかく信じてみよう。
さっそく本の書いているような姿勢を保ち、休んでいると、3日後位から壁づたいにトイレに行けるようになった。一筋の明かりがさしてきた。
7日目あたりからなんとか歩けるようになり、痛みが引くまで一月あまり。

人間の体とは理にかなったことをすればこんな痛みも自然に治癒していくのか、心配は吹っ飛び、感動すらおぼえることができた経験だった。

後で考えると、そうなった原因は朝起床間際に虫を捕るためかがみこんだこと、そして痛み始めた矢先に腰を温めたこと、この2つが原因。
しろうとの考えることや、やることはなんと理にかなっていないものが多いことか。

この経験をもとに自分の体の仕組みや管理の仕方を学ばなければこの先どんなことがあるかもしれないと仕事の合間に整体の勉強を始めることとなる。




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